壱岐島「小島神社」参拝に挑戦!日本のモンサンミッシェルで恋愛祈願・恋愛成就(干潮時刻・アクセス)
あそこへ、お参りしたいっ!でも出来ない? 沖の方にひょっこり浮かぶ小島。鳥居が見える?実は、あそこへ参拝すると恋愛の願い ……
長崎県壱岐市にある「小島神社」は、大潮の干潮時にのみ“参道”が現れるという、神秘のパワースポット。その自然環境のおかげか、実はこの周辺には多くの野鳥たちが集まるんだ。もしや、動物たちにもご利益があるのかな?
「小島神社」に参拝すると、五穀豊穣・恋愛だけでなく子宝や安産のご利益もあるといわれている。シングルのみんなは恋を叶えるために、カップルは結婚ゴールインを目指して。はたまた夫婦なら安産祈願、夫婦円満というわけだね。
鳥といえば、ツガイがとっても仲むつまじいわけだけど、ここにいる野鳥たちのラブラブ具合も確認してみたいと思うよ。
というわけで今回は、野鳥たちからも大人気の「小島神社」でバードウォッチングだ!
長崎県壱岐市芦辺(あしべ)町には、岸から約150m沖の海に「小島」という小さな島が浮かんでいる。そこには「小島神社」があり、その参道は大潮の干潮時にのみ現れる。月の引力によって起こる海の満ち干きが、景観を一変させるのだ。自然と一体になったこの特別な神社は、「壱岐のモンサンミシェル」といわれ、近年全国でも知られるようになった話題のパワースポットだ。恋愛運だけでなく、五穀豊穣や安産などにもご利益があるといわれている。
小島神社は、内海湾(うちめわん)の内側にあり、周辺の海は穏やかな遠浅で牡蠣などが豊富に捕れる。神秘の参道の付け根周辺は、埋め立てによる堀や水門があり、鳥達にとって大変居心地のいい環境が揃っている。ここは手軽にバードウォッチングを楽しめるため、多くの愛鳥家にとって人気のスポットとなっている。
2015年3月のこと。壱岐では珍しい“コブハクチョウ”がしばらく滞在していたよ。羽根を広げると約150cmくらいはある大きな水鳥。全身白色で、オスもメスも同じ色をしているよ。
真っ白な羽が美しいシラサギの一種。クチバシが黒いのは、中でもコサギという種類だよ。(体長:約60cm)
クチバシをよく見ると黄色いよね。この時期クチバシが黄色いのは、ダイサギさん。(体長:約90cm)
威風堂々としていて、近づいてもあまり逃げないよ。羽がグレーで、シラサギより一回り大きいんだ。羽根を広げると1.5mもあるよ。(体長:約100cm)
とんびは、かっこいいね!でもよく見ると、くりくりおめめで可愛いんだね。翼開長は150以上になるよ。(体長:約65cm)
水面を滑っていくのは、カモだね。クロガモの群れも飛んでいたよ。この他にも、セイタカシギ、カワセミなど、たくさんの種類の野鳥を観察することが出来たよ!
壱岐市は小さな島ながら、歴史のある神社が多く存在し、その数は式内社24座、小さな祠をあわせると1000社に及ぶといわれている。学術的研究対象として特出されながら、神々が宿る島として地元の方々の生活・文化に今も息づいている。まさにこれが、壱岐が「神々が宿る島」と呼ばれる所以なのだ。
夜明けとともに小島神社へ渡っていくカモの家族がみられた。早朝に、仲良く水面を滑っていくのが習慣なんだって。
コブハクチョウが、パートナーとデートしているよ。たしか、鳥のツガイの絆って深いんだよね。ここで仲良しの鳥達を見ていると、なんだかこっちまでハッピーな気分になったんだ。あれ?これってご利益!?
というわけで、今回のレポートはこのへんで終わり。小島神社は、本当に野鳥たちの楽園だった。みんなも双眼鏡を片手にお参りして、ラブラブパワーをゲットするといいよ。
あ、そうそう。鳥達は臆病だから、なるべく驚かさないようにしてあげようね。では、最後まで観てくれてありがとう。またね!
小島神社へお参りするには、大きく潮位が下がるタイミングを事前に調べておくことが肝心。正確には、完全に大潮と言われる日の干潮時のみに限られるわけではないんだ。潮位が90cm程度か、なるべくそれ以下に下がっていることを確認しよう。あくまでも自然現象だからね。
参考: 気象庁 潮汐表