壱岐市「小島神社」でバードウォッチング!神秘の参道は野鳥たちの楽園!
「小島神社」に野鳥がいっぱい! 長崎県壱岐市にある「小島神社」は、大潮の干潮時にのみ“参道”が現れるという、神秘のパワー ……
沖の方にひょっこり浮かぶ小島。鳥居が見える?実は、あそこへ参拝すると恋愛の願いが叶うんだって。なるほど。つまりどんな手を使ってでも、あそこへ行くしかないってわけだね。…だけど、どうやって行けばいいんだろう?船は無いし、泳ぐにはちょっと遠い。
というわけで、今回は長崎県壱岐市のラブパワースポット「小島神社」をレポートするよ!
長崎県壱岐市芦辺(あしべ)町には、岸から約150m沖の海に「小島」という小さな島が浮かんでいる。そこには「小島神社」があり、その参道は大潮の干潮時にのみ現れる。
月の引力によって起こる海の満ち干きが、景観を一変させるのだ。自然と一体になったこの特別な神社は、「日本のモンサンミシェル」といわれ、近年全国でも知られるようになった話題のパワースポットだ。恋愛運だけでなく、五穀豊穣や安産などにもご利益があるといわれている。
小島神社について
○創祀・創建
○御祭神・主祭神、または相殿など
○例祭など
○ご利益など
繋がり
一支国(弥生時代からの文化)との繋がりについて
神秘の参道を渡れる干潮時間は限られている。干潮時刻は、壱岐島の潮汐状況をチェックしておこう。
小島神社でのバードウォッチングは、多くの愛鳥家に人気だ。神秘の参道の付け根周辺は、埋め立てによる堀や水門があり、鳥達にとって大変居心地のいい環境が揃っているため、年間を通して海鳥・渡鳥など多彩な鳥達が観察できる。
小島神社周辺の海中は、「アマモ」の草原が広がっている。干潮時には、一面鮮やかな緑色に。漢字では「甘藻」とされるが、これは胞子で増える藻類ではなく、あくまでも「海草」(種子植物)。多くの海洋生物にとって、重要な産卵場所になっている。6月頃に白い花が咲く。
地元では古くから「小島さん」と呼び親しまれ守られてきた。2年に一度、10月には厳かな神事がある。700年の歴史をもつ「神楽(かぐら)」の舞は、凛とした空気の中、どこか暖かみのある音が響く。
小島神社の周囲をコースに含む内海湾遊覧船「小島伝馬船(こじまてんません)」は、小さな櫓漕ぎ舟(ろこぎぶね)。衣装を着た船頭さんとともに、小島の裏側の神社入り口へ遥拝したり、満潮時には鳥居に近づくことも可能。(※小島への上陸はありません。)
渡る方法を探しあぐねているうちに、小島の様子の変化に気づいた。海に沈んでいた鳥居の辺りが、陸地になっているよね?
大潮の干潮の時。海が割れて小島と陸を繋ぐ道が出現したんだ。想像もしてなかった光景。そう。渡れるかどうかは、自然のタイミングだったんだね。
鳥居まで、濡れることなく歩いて渡れてしまったよ。でもまって。肝心の神社が見当たらない…おかしいな。先が行き止まりになっているんだ…。
歩きまわって入り口を見つけたよ。小島をぐるりと回り込んだ場所。きっとこの道が、小島神社の本堂に続いてるに違いないね。なるほどそっか。なんだか恋愛のようだね…。まあいいさ。ちょっと道は険しそうだけど、ここまで来たら行くしかないよね。
ついに辿り着いた「小島神社」。海に囲まれた神秘の神社は、しっとりとした雰囲気の空間にあって、参拝した人を癒してくれるみたい。きっちり恋愛祈願をしたところで、あまり長居は出来ないことを思い出したよ。参道はまたすぐ、海の中へ沈んでしまうからね。
壱岐市は小さな島ながら、歴史のある神社が多く存在し、その数は式内社24座、小さな祠をあわせると1000社に及ぶといわれている。学術的研究対象として特出されながら、地元の方々の生活・文化に今も息づいている。まさにこれが、壱岐が「神々が宿る島」と呼ばれる所以なのだ。
ちなみにここは、壱岐島の中でも特に日の出が美しいスポットだよ。こんな朝焼けに身を包まれたなら、気分をリフレッシュできそうだね。みんなも、早起きして行ってみるといいよ。もし、すてきなコトがあったなら コバルトくんにも教えてねっ。
というわけで、小島神社を参拝できた!神秘の参道を渡って、今回のレポートを終わりにするよ。辺りには、たくさんの天然の牡蠣があるね。こんな神社にお参りできたなら、なんだか良いことがありそうだね。みんなもお参りして、ラブラブパワーをゲットするといいよ。では、最後まで観てくれてありがとう。またね!
小島神社へお参りするには、潮位が100cm程度か、なるべくそれ以下に下がっていることが肝心。事前に、大きく潮位が下がるタイミングを調べておこう。正確には、完全に大潮と言われる日の干潮時のみに限られるわけではないんだ。あくまでも自然現象だからね。
参考: 気象庁 潮汐表