45mの巨大な猿?「壱岐の猿岩」が、猿そっくり!日本の奇岩百景認定
巨大な岩!猿そっくり! 海辺にそびえ立つ大きな岩。完全に「猿」に見えるね。誰かが作った彫刻のようだけど、実は自然に出来た ……
見たまえ!人間が米粒のようだ!あの大きな岩、猿そっくりだ!そう、自然の彫刻「壱岐の猿岩」だ!しかし猿すぎる!「人間がつくったでしょ…」本当に自然に出来た形なのか、疑惑を抱くよね。
というわけで今回は「壱岐の猿岩」が人工的に作られたのか、自然に出来たのか、よーく観察して明らかにしたいと思う!辺りは高さ45mの断崖絶壁。近づくのは、とても危険。良い子は絶対に真似をしないでね!
頭には、こんなふうに植物が生えている。常に潮風が吹いているせいで、背が低いまま育つんだよ。ジブリ映画の「天空の城ラピュタ」に登場するロボット兵みたいだね。あのススキが150cm位だから、そうとう大きな顔だってわかるね。
長崎県壱岐市、壱岐島の西側の海岸“黒崎半島”の先端に、高さ45mの巨大な玄武岩「猿岩」がある。海蝕崖の一部であり、長い時間をかけ波風によって風化し形成された。まるで猿のように見えることからその名前が付いた。特に美しい夕日が見えるスポットであり、壱岐で随一の観光名所である。
これが、猿岩の目と鼻の穴だよ。こうしてみると、ゴツゴツした自然の岩だってわかるね。ニキビ跡みたいな小さなくぼみがたくさんある。潮風が何万年もの時間をかけて、岩に穴を開けていくんだ。
周りでは、いつも大きな鳶(とんび)が滑空(かっくう)している。耳の辺りに巣があるらしい。とても警戒心が強い野生の鳶だけど、ここなら人間や他の動物が来れないから安心だね。
猿岩の口は、かなり深い穴だね。すみかにしているのは、青紫色の美しいイソヒヨドリ。海岸の岩場に生息するツグミの仲間だよ。見晴らしが良さそうだね。
結局、猿岩は人間がつくったものではなかった。猿岩は、まさしく自然そのものだったんだ。きっと、はるか昔から自然の営みの中にあって、こんなふうに風がふき、草木が生え、鳥が巣を作り、水平線を眺めていたに違いない。アメリカには100年以上前から「自由の女神」が立っていて、壱岐には2000年くらい前の「原の辻遺跡」があるけど、猿岩はいったいいつからあるんだろう・・・。
壱岐の自然にして随一の観光名所「猿岩」。ぼくらが未だ人間に進化する前から、たぶんここにあった。この先も、きっとずっとここにある。みんなもいつか来てみるといいよ!必ず驚いて「うっきーーー!カカロット!!」って声を出しちゃうから。(ジブリじゃないのか)なーんてね!そのとき、もし素敵なコトががあったなら、 コバルトくんにも教えてねっ。というわけで、今回のレポートはここまで!最後まで見てくれてありがとう。次回をお楽しみに。またね!
※要注意:絶対に崖には近づかないでね!