絶景「左京鼻(さきょうばな)」の岩がすごい!! …そして発覚した勘違いとは!?
見晴らしのいい岬に来たよ! 眼下に、豪快な白波が立ってる!これってまさに玄界灘の荒波ってやつだよ。シュワシュワの泡がとて ……
ちょっと怖い鬼の顔。長崎県壱岐市のお土産屋さんで見かける赤い凧の飾り物。この凧、実際に飛ばせるらしい。みんなは見たことある?
というわけで今回は、壱岐伝統の催し「鬼凧あげ」にフューチャーだよ!
平成5年、長崎県の伝統的工芸品に指定された、壱岐伝統の絵凧。竹と和紙で作られ、鬼と武者との格闘のさまを描いている。頭部の竹の弓にひも(かつては鯨のひげ、フグの皮などを使用)が張ってあり、あげると独自のうなり音がする。壱岐には百合若大臣が鬼退治をしたという「百合若大臣伝説」が古くから伝わっており、この伝説をモチーフとしている。魔除けのお守り、お土産として受け継がれている。
毎年5月のゴールデンウィークには、壱岐市芦辺町の「左京鼻」という断崖の岬で『鬼凧あげ』が行われている。壱岐随一の景勝地での凧揚げは壮観。魔除けのおまじないとして、多くの見物客が集まる催しだ。
ゴールデンウィークの今日は、「壱岐鬼凧揚げ」がここ“左京鼻(さきょうばな)”で行われるのだっ!水平線のパノラマがすごいね。天気もいいし、風の感じも良好。みんなも集まってきたよ。
新聞やテレビなどの取材班のみなさんも、スタンバイ。トラックの荷台から、はみ出るくらい大きな鬼凧もある。こんな機会は、なかなかないからね。その鬼凧が実際に飛ぶとなると、みんなも見てみたいよね。
鬼凧は、壱岐市を象徴する伝統工芸品として、あらゆるお土産などでも、壱岐を表す絵柄として登場する。実はそれぞれの作者の作風によって、絵柄には微妙な違いがあるんだよ。
特に大きな鬼凧は、風に煽られて扱うのがとても難しい。技術と経験がものを言うんだ。ここ左京鼻の周りは海で、20mの断崖絶壁。強い海風が吹いるよ。
鬼凧には、2本の長い尻尾がついている。10m以上もあるんだよ。この紐が、体制を安定させるんだ。
高いところまであがってしまえば、上空の強い風をつかんで安定する。凧が引く力はとっても強くて、大人でも持っていられなくなる。柵にしっかり結びつけるよ。
鬼凧は、「ビィヨーーーー!」という迫力のある音を出して飛ぶ。凧の頭に取り付けられた弓が、風で震えて音を出す仕組みだよ。
地上では、小さな鬼凧の絵付け体験が始まった。壱岐には、長崎県から認定された鬼凧の伝統工芸士の方がいて、その作り方が継承されているんだ。
青空に、真っ赤な凧が飛び回る様子は爽快で、見上げるみんなは、自然と目を細めて笑顔になる。鬼退治のファンタジーの世界はちょっと怖いお話だけど、きっとこうして今の平和を大切にするためにあるのかもしれないね。
というわけで今回は、このへんで終わり。みんなも、どこまで高く凧を飛ばせるか挑戦してみるといいよ。おもしろいから!では、また次回ね!
「壱州鬼凧揚げ」の、すてきなエピソードや写真を大募集ちゅーん!