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Ocean Cleanup Array(対馬試験構想図)
ほら見える?海に巨大な“くの字型”の紐みたいなのが浮かんでるよね。実はこれ、海洋を漂うプラスチックごみを回収するための装置。今まさに世界が注目してる世界的大プロジェクトの構想図なんだ。この海洋浮遊物除去装置は、海流の力と太陽光などの自然エネルギーを利用して可動する。その名も「Ocean Cleanup Array オーシャン・クリーンアップ・アレイ(アーリー)」(OCA)。
その世界初となる大規模な実証実験が、なんと2016年中、対馬の厳原町西岸から約800メートルの沿岸水域で実施されることになったんだよ。すごいね!
(構想図)
というわけで今回は、世界的に大問題となっている、海洋漂流プラスチックごみについて、ここ壱岐の砂浜の現状を踏まえながら考えてみようそうしよう。
Boyan Slat当時18歳/TEDxDelft2012
この装置の発案者、オランダのボイヤン・スラット(Boyan Slat)君は、16歳の頃に学校で、海のプラスチック汚染と、それを除去する上での問題点について研究を開始。17歳になる頃には、海流の力を利用してプラスチックごみを回収除去するアイディアを思い付いた。
初期の構想図
2013年に「The Ocean Cleanup」NPO基金を創設して、あっというまにクラウドファンディングで160ヶ国に住む38,000人から200万ドル(約2億5000万円)を超える出資を集めた。こうして2014年(19歳)、歴史上最大規模のプラスチック回収除去プロジェクトは始まったんだ。2015年5月25日にCEOとして来日し“長崎県対馬市の要請を受け、2016年半ばに同沿岸水域に全長2kmの試験装置を設置する”という計画を発表した。この数年間の実験をもとに、ハワイとカリフォルニアの間(太平洋ゴミベルト)に全長100kmの装置の設置を目指す。
via TheOceanCleanup
里浜
見える?ずいぶんゴミが散乱してるよね。2010年のサイエンス誌の統計によれば、世界の海には年間で推定800万トンものプラスチックごみが投棄されているそう。とてつもない量のゴミが海を漂っているんだね。いつもはとっても美しい長崎県壱岐市の里浜海水浴場も、風向きや潮の流れよっては、こんな悲惨な状況になるんだよ。このゴミを調べてみると、そのほとんどが世界中の海洋から流れ着いたものだってわかるよ。
里浜クリーンアップ
壱岐のビーチでは、ボランティアのみんなを中心に、年間を通して、シーズン中には毎日、ビーチクリーン(海岸清掃作業)が行われている。大変そうだけど、実はみんなでハイキング気分。ビーチのお掃除って結構楽しいんだ。いろんな生き物もいるしね。でも、ゴミが海から流れてくるんじゃ、拾っても拾ってもラチがあかないね。砂浜に立ってみると、きっと誰もが思うはずだよ。「ゴミが無かったらいいのに。このゴミは、どこから来るんだろう?」って。
里浜クリーンアップ
これって自然に戻らないから、除去するしか無い。でもこうしてゴミを拾い上げていると、さかのぼって考えてみたくなるんだ。このゴミは、どこから来たのか?そして、いつからゴミなんだろうか?..漂着した時?海を漂ってる時?川から流れてくる時?捨てた時?買った時?売ってる時?つくった時?欲しがった時?・・・そう思うとなんだか、捨てた人だけが悪いんじゃない気がしてくる。
里浜クリーンアップ
考えてみたらこれ、自分が普段街で買って、毎日捨てているような容器類ばかりなんだ。海は世界中の海岸へ繋がってるけど、ゴミはその先更に陸の上で繋がっている。ゴミはそもそも、僕らの街の生活の中にあるってことだよね。ここでいろんなゴミを拾い上げてると、なんだか世界が小さく感じる。ぼくらは確かに、たったひとつの丸い地球上で暮らしてるんだなって。
というわけで、今回はこの辺でおわり。悲しい現実だったね。ちょっとシリアスなレポートになっちゃったけど、どうだったかな?ビーチクリーンアップは、キリがないかもしれない。でもだからこそ、こうして世界中のみんなが一緒になって、それぞれの考えを抱くことが大事だね。協力して、何か出来ないかな?みんなのアイデアを教えてね。
壱岐砂浜図鑑では、世界中のみんなが応援しているボイヤン・スラット君の「The Ocean Cleanupプロジェクト」について、今後もレポートしていきたいと思うよ。それにしても、早く来てほしいね夏!おっと!それゴミじゃない?なんてね!じゃ、また次回をお楽しみに。!
(※もしビーチでゴミを見たら、危ないゴミもあったりするかもだから、みんなで気をつけようね。)