長崎がんばらんば国体 2014(ソフトボール競技の試合結果とレポート)長崎国体競技記録
2014年10月18日(土)〜20日(月)ソフトボール競技 全試合結果 種別をクリック ダイジェスト動画 長崎がんばらん ……
長崎県の離島、壱岐島の日本遺産認定を記念して開催された初のウルトラマラソンは、天候に恵まれ最高の大会になった。
635人がエントリーして、555人が出走。100kmの部の344名は、午前5:30に壱岐の島ホール(壱岐文化ホール)をスタート。制限時間は14時間。50kmの部の211名は、10:30に壱岐島開発総合センターをスタート。制限時間は7時間。ゴールは共に、壱岐の島ホール(壱岐文化ホール)だ。
司会者は、ウルトラマラソンの司会でおなじみの石原早百合さん。選手ひとりひとりにスポットを当てる渾身のMCが大会を盛り上げる。
ゲストランナーは、100kmの部へ2014年IAU100km世界選手権2位という好成績を残した望月千幸選手、そして50kmの部へ音楽グループSonar Pocket(ソナーポケット)のeyeron(アイロン)さんが参加した。(両者とも完走)
参加選手全員へプレゼントされた記念Tシャツ(左)、販売された記念Tシャツ(右)。マラソンでも使えるよう即乾性仕様だ。
完走記念メダル。小判がモティーフだろうか。選手たちにとって、きっと宝物になる。
壱岐ウルトラマラソン最大の醍醐味は、離島ならではの特別な環境だ。丘を越え、森を抜け、広大な砂浜や海を眼下に駆け抜けてゆく。長崎で2番目に広い深江田原平野の原の辻遺跡など歴史的見所も多い。
しかし日が昇るにつれ晴れ渡り、気温は30°近くまで上昇。多くのランナーが繰り返しのアップダウンに苦しむ、非常に過酷なレースとなった。
給水ポイントは28カ所。中でも「おもてなしステーション」名付けられた5カ所のエイドステーションや1カ所のレストステーションでは、壱岐島ならではのケアを目指した。加えて、多くの地元ボランティアが、各所に私設エイドステーションを設けた。声援はもちろん、こぞって補給水や氷などを無償で提供。中には、海産物や壱岐野菜、壱岐牛など島の幸もあった。
●100km男子
1位:楢木 十士郎(福岡県)7:52:56
2位:濱田 翔平(諫早市)8:27:21
3位:橋本 貴全(愛知県)9:20:45
●100km女子
1位:松田 英子(兵庫県)10:10:17
2位:松本 ゆり(神奈川県)10:19:34
3位:杜 純子(福岡県)10:46:33
●50km男子
1位:澤水 亮吾(福岡県)3:37:08
2位:早田 太一(対馬市)3:42:54
3位:阿部 真也(長崎市)3:52:07
●50km女子
1位:佐藤 永子(東京都)4:25:38
2位:菊井 祐子(奈良県)4:52:39
3位:織田 いずみ(神奈川県)5:13:06
完走率は全体でおよそ50%。100kmの部では、半数以上が余儀なくリタイアとなった。最大の難関は多くの坂道だったと選手たちは語った。その高い壁は、次回の開催へ向けた目標となって、選手、運営、地元有志のみなさんを、再び挑戦へと奮い立たせるのだろう。
「壱岐島」の、すてきなエピソードを大募集ちゅーん!