高校生たちが東日本大震災復興支援に向かう!「長崎壱岐活き応援隊」
3.11東日本大震災から5年が経った今 あの悲惨な震災から5年の時が流れた。災害対策や原発問題など、様々な社会的事柄が浮 ……
ビーチで清掃
今世界では、海洋を漂うプラスチックゴミが大問題になっているね。自然に分解されないプラスチックの類は、そこで育まれる生き物たちに甚大な被害を及ぼしているんだ。実は、ここ壱岐島の美しい海岸でも、だんだん“漂着ゴミ”が目立ってきているよ。何とかしないと!
というわけで今回は、長崎県壱岐市で“海岸漂着ゴミ”の回収大作戦だよ!!
2015年6月、ドイツで開かれた先進7カ国(G7/フランス、日本、イギリス、ドイツ、アメリカ、イタリア、カナダ)首脳会議は宣言文に「海洋ごみが提起する世界的課題を認識する」との一文が加えられた。
「壱岐 出会いの村」
受付
例年ここ長崎県壱岐市では、ビーチクリーン活動「ボランツーリズムin壱岐」行われている。作戦決行の当日13:00、集合場所の「壱岐 出会いの村」には、続々と参加者のみんなが集まってきた。島外からの参加者は、大型バスで到着した。海外からの参加者もいるよ。わくわくするね。
注意事項、作戦の説明
ゼッケンとお茶が手渡された。作戦決行の前に、あいさつと注意事項など説明があったよ。えいえい、おー!!
移動
見晴らしが良くて、まるで遠足みたいだね。今回清掃する場所は、小牧崎の海岸、黒崎砲台下の海岸、里浜の計3箇所。少し遠い場所へは、数台の車でピストン移動だよ。
集合写真
例年、長崎県壱岐市で開催される、海岸漂着ゴミの除去回収作業と、島内観光を合わせたボランティアイベント。旅行での参加者は、一泊二日で壱岐の島に滞在する。2010年(4月3〜4日)の第一回目から数え、2015年の今回で5回目をむかえた。参加者数は年々増え続け、現在では200名を超える大イベントとなっている。企画立案は、壱岐島おこし応援隊「チーム防人」。
※ボランツーリズム=ボランティア&旅行の意味を合わせた造語
チラシ
長崎県壱岐市でボランティアによる大掛かりな「黒崎半島海岸清掃」が行われた。中でも学生らは、ツアーとして用意された観光地視察や食文化などを経験。設けられたディスカッションの場では盛んな意見交換と交流を行った。
開催日時:2015年10月10〜11日
集合場所:壱岐 出会いの村
清掃場所:小牧崎の海岸、黒崎砲台下の海岸、里浜海水浴場
参加者数:228人 ※過去最多
(島内:高校生115人/島外:大学生55人、教員等3人、九州大学海外の留学生:10人/他一般参加者)
主催:壱岐市、壱岐島おこし応援隊「チーム防人(さきもり)」
共催:長崎県
後援:壱岐市教育委員会、壱岐市観光連盟、壱岐市商工会
協力:壱岐海上保安署、NPO環境カウンセリング協会長崎、海ゴミナイツ
ロープ1
ロープ2
ビーチへ流れ着いた粗大ごみ
漂着ゴミの多くは、海外から流れ着いたものだったんだ。中でもプラスチックゴミは、分解されないまま海を漂っているんだね。そんなゴミを目の当たりにして気付かされたのは、壱岐島が確かに世界と繋がっているということだった。地球上の、世界の、日本の、壱岐島は、確かに世界と繋がっている。
各地で漂流、漂着している海洋ごみ問題について、国内外の関係者が意見を交わす「第13回海ごみサミット2015長崎・五島会議」が23日、五島市で始まった。25日まで事例報告やグループ討議などで理解を深める。初日は参加者が海岸清掃のフィールドワークなどに取り組んだ。
2015年6月、環境省は2013年度に全国の海岸に漂着したごみが最大58万トンを上回るとの推計結果と、全国7カ所で10~14年度に調べた漂着ごみの実態を併せて公表した。リサイクルや焼却などの処理がなされずに海へ流出するプラごみは年間数百万トン以上。プラスチックの消費は年々拡大し、2012年の消費量は世界で2億8800万トン。プラごみが6~9割。
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